足って大事ですよね。
私は以前、介護施設で働いていた経験から
ご老人の足を見る機会が多くありました。
爪は肥厚し、爪が食い込んでいたり
外反母趾で靴が当たるのか赤くなっていたりと
ケアするのも一苦労でしたし、
痛みや変形で歩くのが億劫になる人たちも
たくさんみてきました。
そんな経験から肥厚した爪のケアに興味を持ち
フットケアを勉強しました。
その少しの知識をみさなんと共有できたらと思います
coolbearです。
もくじ
- 足の構造
- 足の筋肉、靭帯
- 足のアーチ
足の構造
足はみなさんもご存じのように
体を支える土台です。
足部にトラブルが起こると
歩き方に偏りが出て
膝や腰までにも影響が起こってきます。
足は(大きく3つの部位に分かれています。(大腿部、下腿部、足部)
ここでは足部のことを足と呼んでいます。)
足はたくさんの骨からできています。
前足部には14個の趾節骨(しせつ骨)2個の種子骨(しゅし骨)
中央部に5個の中足骨(ちゅうそく骨)
後部に7個の足根骨(そくこん骨)があり全部で28個の骨で構成されています。
2速歩行を開始した人の足には大きな
踵骨(しょう骨)があるのも特徴です。
体のバランスを保つために足の土台となる骨になります。
足の筋肉、靭帯
「内側縦アーチ」・・・足の内側の縦方向に走る最も大きなアーチ。(土踏まずもこの部分に入ります。)
正常足と呼ばれるナチュラルアーチ型、土踏まずが上の方向に急なカーブを描くハイアーチ型、土踏まずが平らになっているフラット型の3タイプに分けられます。
「外側縦アーチ」・・・足の外側の縦方向にあり、かかとから小指の付け根を結ぶアーチです。
もくじ
- 外反母趾
- 巻きつめ
- 陥入爪
- 最後に
外反母趾
「外反母趾」・・・足の親指(母趾=第1趾)が小指(小趾=第5趾)側に曲がり、親指の付け根の関節(MTP関節)が飛び出してしまう病気です。
外反母趾の原因
- 遺伝的要因⇨足の形にも問題がある。
ギリシャ型・・母趾より示趾(足の人差し指)の方が長い形⏩25%
エジプト型・・母趾の方が長い形⏩70%
スクエア型・・同じ長さの形(正方形型)⏩5%最多を占めるエジプト型は体重がかかったときに足全体の均衡を保とうとして母趾のつけ根にねじれた力がかかりやすく、その力を逃すために関節が内側に変形し外反母趾となってしまうことがあるので要注意です。
・生活習慣が関わる後天的要因
足に合わない靴を長時間、履き続けたことによるものです。
幅の狭くつま先が細くなった靴を履くと、親指の付け根から先が圧迫されて変形を
引き起こしやすくなります。
また、かかとの高い靴は指の付け根にかかる力が増え、さらに変形を強く促します。
巻き爪
爪の全体がロール状に湾曲する症状のことです。
爪の両側または片側が内側に巻き込んでいる状態ですが、
痛みや出血、炎症がなければ即座に治療をする必要は特にありません。
原因
不適切な靴やストッキングを履くことで圧迫が強くなり、
指への過剰な力が加わっって起こる外反母趾によるものや
爪を切りすぎる「深爪」などがあります。
通常、人間が歩行するときには着地・蹴るという動作の中で、
足指に体重より大きな負荷がかかりますが、
爪によってこの負荷に対抗し体を安定させ、うまく歩くことができます。
なので力が加わらない状態が続くと爪はどんどん巻いていってしまうことになります。
しかし深爪の状態だと、これに対する抵抗力が小さいため指先の軟部組織が上のほうへ飛び出てしまいます。これが巻き爪を引き起こす原因となります。
巻き爪になると、痛みを避けるために歩いたり立ったりする量が減り、巻き爪が悪化するという悪い循環が起こることがあります。
陥入爪
第1 趾に見られることの多い症状で、
爪の角が尖って皮膚に刺さっている状態をいいます。
食い込んだ爪の先は肉芽種様に盛り上がって炎症を起こし、
圧迫すると爪の先が刺さって強い痛みがあります。
また、傷口ができると細菌感染や化膿を起こす場合があります。
原因
ほとんどは爪の切り方に問題があります。
角を「痛いから」といって切りすぎると、
一時的に痛みは軽くなりますが、
また新しい角ができて再発するほか、重症化しやすくなります。
また、オーバーネイルと言って、生まれつき爪のサイズが指のサイズに比べて大きすぎて、
爪が側爪部に食い込むというケースもまれにあります。
また、窮屈な靴やストッキングを履いていること、
歩行に癖があって足にゆがみができることも原因になります。
最後に
今回のpart1では
足の構造や足や爪のトラブルについて書きました。
自立して歩くためには
筋肉を使って正しい歩行を知ることが必要だし
爪にトラブルが生じてもきちんと歩けないことが分かりました。
次では爪のことについて書いていこうと思います。
爪の構造、正しい爪の切り方やケアの仕方
などです。
最後まで読んでくださり
ありがとうございます。
また次回のブログもよろしくお願いいたします。
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